1976-04-24 第77回国会 参議院 予算委員会 第3号
これを高専あるいは工業高等学校というものとの連関を考えて、そしてわが国の学校教育がともすれば教科書中心主義になっていくのを、もっと実習というものをがっちり踏まえた上で創造的な研究ができるものにしていく。
これを高専あるいは工業高等学校というものとの連関を考えて、そしてわが国の学校教育がともすれば教科書中心主義になっていくのを、もっと実習というものをがっちり踏まえた上で創造的な研究ができるものにしていく。
さらに一つは、現在は教科書中心主義に傾いておりますから、教育課程審議会におきましてもスポーツないしは芸術などの強化を、教育活動を今後一層強めるようにという方向で審議が進んでおりますが、私は教育課程審議会の答申を待つ前に、クラブ活動というようなものでスポーツないしは芸術の活動を早急に強化する方向で進んでまいりたいと思います。
私はそれはある意味で高学歴、教科書中心主義の社会だと思うのです。今後どういうふうになっていくことが望ましいかと言うと、むしろ額に汗して働いていく——そういう人がまたある段階になって勉強するということもあるかもしれませんが、どうも額に汗している人の方がいすに坐って本を読んでいる人よりも安いという姿が今後続いていくというのは一つ疑問があると思っております。
私が申し上げました教科書を国定にして一本にまとめてやろうとする人のお考えは、これは教科書中心主義の教育をやろうとする全く新教育の考えに合わない人の間違った考えであるということを指摘しておきたいと思います。教育は教科書によってやるのではございません。